独自の学習カリキュラムを使い、理数・ITに強い子どもを育てるロボットプログラミング教室です。
さらに、仲間とのコミュニケーションやチーム作りに力を入れているのが特徴です。
女の子だけのコースを作ったり、海外留学も始めたりと今までにない新しい視点で生徒数を増やしています。
ここでは、ロボ団の気になる口コミ(評判)や料金、授業内容などについて詳しく調べてみました。
ロボ団の特徴
ロボ団は、大阪に本部がある、2014年開校のロボットプログラミング教室です。
ロボ団は、子どもたちが楽しみながら授業を行うことで、学ぶことを好きになってもらい、さらに理数教育にも力をいれて、世界で勝負するのに必要な「やりきるチカラ」を育むことを目的としています。
2人ペアでの授業 自分たちで考える仕組み
ロボ団の授業では、2人でチームを組んでコミュニケーションを取りながら進めていきます。
しかも、毎回ペアを変えて行い、分からないことも協力しながら自分たちで考えて、解決していけるようにしています。
ペア効果によって、協働力、思考力、課題解決力を育むことが出来るんだとか。
毎授業、ペアで成果を発表する機会もあり、プレゼンテーション力や表現力も身につきます。
ロボ団の代表の方はインタビューで次のようなお話をされていました。
先生に教えてもらったら、その時点で思考停止ですが、子どもたち同士で「じゃあ次どうしよう?」と考えると、頭がすごく活性化されるじゃないですか。それがペアで授業を行う目的です。
【引用:コエテコ「ロボ団代表インタビュー」より】
大人の社会でもグループで仕事をすることがほとんど。
誰とでも上手く協力できる姿勢が身につくのはすごくいいことですね!
ロボット代が0円
ロボ団の大きな特徴ともいえるのがロボットを購入しなくても良いところ。
教室がロボット教材を貸し出してくれる形になっています。
自宅でロボットが使えないというデメリットがありますが、約5万円が浮くのは親としてはうれしいです。
対象は何歳から?
主に小学生を対象としてロボット教室を開催しています。
※ひらがなを読むことができれば年長(秋から)でも参加可能
中学生でもその子のスキルに合ったコースに入れるそうです。
どんな人が教えてるの?
ロボ団内部のライセンスを取得した公認講師です。
ライセンスを取得するには、指導するための能力検定をクリアする必要があります。
教室数はどれくらい?
教室数は国内、海外を含めて約100件になります。
直営の教室は兵庫、大阪と東京に合わせて4つ。
その他は学習塾やパソコンスクール、幼稚園などで授業を行うフランチャイズ形式になっています。
ロボ団の気になる口コミや評判をチェック!
ロボ団が気になるけど、まずは実際に通っている人の口コミや評判を知りたい方多いですよね。
ツイッターやネット上にロボ団の口コミを調べてみました。
悪い口コミ
個別指導は若干高めではあるが空き時間に自習に通え、質問にも答えていただけることを考えると総合的にはペイできていると考える。
【引用:塾ナビ】
今日は同じチームがだいぶ年上だったので、お兄ちゃんとしては「自分の方が分かってるし」だし息子は「お兄ちゃんばっかりでつまんない」だし,いつもよりフラフラしてました。
【引用:個人ブログ】
良い口コミ
うちの子はロボットに自動操作などの機械に興味があってこういうような教室入って勉強したい、友達を作りたいと希望でこの教室探しました。やってみたら面白いぜひやりたいと言いました!
タブレットを使っておうちでも勉強できる事と復習できる事はとても良いことです。親のほうにも自分の子供が何をやってるか?どんなことを学んでいるかわかりやすいです!
プログラミングははじめての体験でしたが、わかりやすく子供が自主的に取り組みやすいものでとても楽しめました。また、親への説明も丁寧で、わかりやすかったです。
【引用:コエテコ】
入会してからの変化で一番感じているのはペアで取り組むときに、苦手なタイプの子とでも上手くやっていけるようになったことですね。入会して最初の頃は、ペアの相手の子が自分が苦手のタイプだと嫌がっていましたが、今はだんだん色んな人と合わせるられるようになってきました。
以前は、する前に諦めて行動しなかったり、やり始めた事を途中で投げ出したりする事がありました。ロボ団に入ってからは、レッスンも集中して取り組み、途中で諦める事もなくロボットを完成させています。
【引用:公式サイト】
ツイッター
土曜日はスターター&ベーシッククラスのレッスン日!
ペアラーニングですが、他ペアの応援の声が聞こえてきたり、一体感がでてきました!!#ロボ団 #長野校 #長野市 #プログラミング #スクール #すごい集中だ #どんどん進めていく姿に感動 pic.twitter.com/fpf9eeMSSy— ロボ団長野校 (@robodonenagano) May 27, 2019
プログラミング教室、体験中!
仲間と一緒にリュウグウへのダッチダウンにチャレンジしてます。
Pythonまで学べるのは魅力的(パパの感想)
後で本人の感想を聞いて決めよう!#ロボ団 #EV3 #Python pic.twitter.com/ABC8cCIadX— 石井 克馬@教育に情熱を燃やしてます (@IshiiKatsuma) March 17, 2019
ロボ団の口コミのまとめ
悪い口コミには、料金が高いという意見がありました。
確かに、ロボット教室は、プールや習字などと比較すると料金的には高いです。
ですが、ロボ団だけ特別に高いわけではありません。
むしろロボ団には、ロボットを購入する代金が掛からないというメリットがあります。
あとで自宅で使えないというデメリットはありますが、費用面だけで考えるなら良い点といえるでしょう。
また、良い口コミの意見として、自宅でiPadを使って予習や復習ができたり、親が何をやっているのかを把握できるのがよいとありました。
確かに、習い事に通ってはいるけど、「身についているのかな?」「最近は何を教えてもらっているのかな?」という疑問はほとんどの親御さんが感じたことがあるはず。
小さな子供から本格的なプログラミングは難しいんじゃないの?と思うかもしれませんが、年長から受講できるだけあって、小さな子どもでも理解できるように楽しめる内容になっています。
ペアでの授業について
ペアでの授業に関しては賛否がわかれるところです。
年が離れていると年上の子がリードしてやってしまい、年下の子は手が出せなくなってしまうこともあるようです。
その一方で、ペアでの授業も最初は抵抗があった子も、次第にうまくやっていけるようになったとあります。
親としては、いろんな子と接してどの子ともうまくやってほしいと思うところですが、なかなか難しいところ。
ここは実際に体験して子供の意見を聞くのが一番かと思います。
まだ教室数が少なめですが、もし近くに教室があれば体験に行くといいでしょう。
カリキュラムや教材 授業内容は?
ここからは、もっと詳しくロボ団のカリキュラムや授業内容について見ていきましょう。
コースは5つ 年長からロボットプログラミングを学べる
ロボ団には全部で5つのコースがあります。
5つのコースと対象者は次の通りです。
- KINDER :年長(秋以降)~
- BEGINNER :小学1・2年生またはキンダー修了者
- CHALLENGER :小学3年生以上またはビギナー修了者
- CREATOR :チャレンジャー修了者
- INNOVATOR :クリエイター修了者
各コース1年で終了する形になっていて、最長4年半のカリキュラムになています。
ロボット制作やプログラミングを基礎から学び、最終的に約5年間を通して複雑な技術が身につくように、構成されています。
小学生が入会する際は、学年によって、BEGINNERかCHALLENGERかのどちらかのコースになります。
高学年で入会した場合、中学生になっても通えます。
教材はオリジナル ロボットはレゴのSPIKEプライムを使用
ロボ団では、独自のテキストを使用しながら、ロボットを制作します。
制作するだけでなく、そのロボットをプログラミングで動かし、レッスン内で与えられる課題を解決していきます。
大きな特徴として、教科書としてiPadを使用します。
Webページのようにスクロールしながら読み進めることができ、動画やアニメーション付きの解説を含んでいるため理解しやすい内容になっています。
ロボット教材は「教育用レゴ・SPIKEプライム」という最先端のものを使用し、プログラミングも小さな子供でもできるようになっています。
のビジュアルプログラミングはこんな感じです。
このようにアイコンを動かして数値を入力するだけで簡単にプログラミングができちゃいます。
実際に通っている生徒さんの作品がこちら。
授業内容について
各コースごとの授業内容を簡単にまとめたものがこちらです。
内容 | |
KINDER | 数の概念を学び手順通りにロボットを組み立てる |
BEGINNER | 手順通りにロボットを組み立てる&プログラミングの基礎 |
CHALLENGER | センサーを活用したロボットの組み立て フローチャートを用いて順序立てて考えるプログラミングを作成する |
CREATOR | 図面を見ながらロボットを組み立てる モーターやギアの仕組みなどの機構を学ぶ |
INNOVATOR | オリジナルのロボットを考え組み立てる プログラミング言語Pythonを用いてロボットの制御方法を学ぶ |
1回の授業はKINDER・BEGINNERは50分で月に3回。
CHALLENGERからは1回80分で月に3回になっています。
プレゼンテーションや発表会で自分のアイデアをみんなに発表する機会もあります。
iPadのアプリで予習・復習ができる
ロボ団のオリジナルアプリを使って、教室で学んだことを自宅で復習することができます。
他にもクイズやテストもあり楽しみながら学ぶことができます。
親もテスト結果を確認でき、子どもの理解度を知ることもできます。
iPadがない場合は教室での貸し出しあり。
ただ自宅での予習や復習ができないので、できればあったほうがいいそうです。
プログラミング言語 Pythonを学ぶことができる
マインドストームを使ったビジュアルプログラミングから始めますが、「PRO」のコースになるとPython(パイソン)というプログラミング言語を使うようになります。
Python(パイソン) は、最近のAIブームで広くビジネスの場でも使われていて、私たちが知っているところだと、YoutubeやInstagram、ソフトバンクの白いロボット「ペッパー君」にもPython(パイソン) が使われているそうです。
実績も豊富で初心者でも扱いやすいので、将来的に最も期待されているプログラミング言語の一つなんです。
ロボ団の料金 月謝や初期費用
各教室によって料金が異なっていますが、公式HPにある料金を見てみましょう。
小学生向けの料金をまとめました。※料金はすべて税込価格
BEGINNER | CHALLENGER | |
対象 | 小学1・2年生 | 小学3年生〜 |
入会金 | 11,000円 | |
月謝 | 12,800円 | 15,800円 |
ロボット代 | 貸出のため0円 | |
授業回数 | 50分×3回 | 80分×3回 |
ロボット代が掛からないのは初期費用が抑えられるのでメリットといえますね。
月謝に関しては、月2回で1万円のヒューマンアカデミーと比較すると、ロボ団は月3回授業があるので、良心的な値段だと思います。
年間費用を人気のロボット教室と比較
ロボ団と人気のロボット教室「ヒューマンアカデミー」、「エジソンアカデミー」の年間費用を比べてみました。
ロボ団のCHALLENGERコースで計算したところ、
約1万6千円×12=192,000円
CHALLENGERコースに1年通うと約19万円かかる計算になりました。
一方、息子が通っているヒューマンアカデミーだと、
10340円×12=約124,000円
エジソンアカデミーだと
11,000円×12=132,000円
ヒューマンアカデミーもエジソンアカデミーも別途約3万もしくは4万円程のロボット代が掛かりますが、自宅でも使用できるという点でとてもメリットが大きいと思います。
無料体験はあるの?
ロボ団は、入会する前の体験会を行っていますが、無料の教室と有料の教室があります。
おおよその料金は1500円から3000円。(教室や内容により異なります。)
1回の授業が6,000円(3時間)なので、体験会では半額になるイメージです。
料金や時間などはお近くの教室に問い合わて確認してくださいね。
ロボットコンテスト
子どもたちが学習の成果を試すために、1年に何回か、ロボ団が主催するコンテストを開催しています。
また、国際的なロボットコンテスト(WRO)にも参加。
日本国内のロボコン(WRO)ではロボ団のチームが優勝や入賞をしています。
日頃のレッスンを通してコンテストを通過する力を養っています。
夏休みに海外留学はじまる
夏休みに5日間くらい海外校に行って現地の子どもとペアを組み、一緒にワークショップをやる企画もあります。
現地でのコミュニケーションは英語ですが、マインドストームは世界共通なのでプログラミングは一緒にやれるんだとか。
女の子のためのコース「チアーズ」
チアーズは、ロボ団が女の子のために新しく結成したブランド。
レッスンでは、オリンピックや世界のこと、ダンスやファッションなど多様なテーマに沿った学習を通して、楽しくプログラミングとプレゼンテーションに取り組みます。
「未来を描くプレゼンター」をコンセプトに表現力と発信力を養い、テクノロジーに長けた次世代の女性リーダーを育成します。
この「チアーズ」は、大阪・なかもずと、東京・水道橋、およびフランチャイズ加盟店のいくつかで実施されています。
まだまだ教室数は少ないですが、興味があるかたはぜひロボ団に問い合わせしてみてください。
ロボ団のメリットとデメリット
ここまでたくさんロボ団に関する情報を調べてきましたが、その中で分かったメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
・レゴのSPIKEプライムを使い基礎から本格的なロボットプログラミングまで学べる
・ロボットは教室のものを使用するので購入しなくていい
・2人でペアを組むシステムで協働性や自分達だけで問題を解決する力が養われる
・iPadを使用した授業で自宅でも予習・復習ができる
・ロボットの世界大会を目指して頑張れる
デメリット
・体験が無料ではない(1500円~3000円)
・ロボットを買わないので自宅で使用することができない
・2人1組でペアを組む形が嫌な子もいる
・教室数が少ないので通いにくい
一番気になるのが2人で1つのロボットキットを使用するところです。
コミュニケーションが苦手な子どもは緊張したり、遠慮して自分の思い通りにできないかもしれませんね。
2人でペアを組むのはメリットなのかデメリットなのか?
うちの子は1人で全部やりたいみたいで、他の人と組むのが嫌だと言っていました。
確かに、1人の子が全部どんどん進めてしまうケースもあるだろうし、気が合わない子と組むこともあるでしょう。
どんな友人ともうまくやっていけるようにするのは大切ですが、ここを子供が嫌がってしまう可能性もゼロではないので、まずは体験会に参加して子供の反応を見るべきかなと思います。
ロボ団はこんな子供におすすめ!
メリットやロボ団の特徴を調べた結果、ロボ団がおすすめなのは次のようなお子さんかなと思います。
- ロボットを使ったプログラミングに興味がある
- 工作やモノづくりが好き
- 算数や理科に興味がある
- 長い時間作業するのに抵抗がない
- 初めての友達ともすぐに打ち解ける
- 全国大会や世界大会での入賞を目指したい
プログラミングを使ってロボットを動かすことが純粋に楽しいというお子さんにロボ団は向いているように思います。
また、3時間という長い時間の授業なので、低学年よりはもう少し大きくなってからの方が向いているのかもしれません。
男女の比率は男の子が9割とのこと。
ロボ団の中だけでなく、世界中が集まる大会も目指して指導しているので、競争意識が高い男子にはとてもやりがいがあるのではないでしょうか。
ロボット教室を決める前にたくさん体験に行こう!
ロボット教室はいろいろありますが、HPだけ見ていても違いはよくわかりませんよね。
そんな時は、無料体験を利用しましょう。
実際に教室にいくことで、不安な点や疑問点がクリアになりますので、無料体験はおすすめです。
まずは、教室検索をしてみて体験に行ってみることから始めましょう。